二枚綜絖で織れる布
オランダのErica de Ruiterという先生は見た目に複雑な布をなるべく四枚綜絖以下で織ろうと研究を続けておられるようです。元旦にアメリカのTrapuntoのリンクを見たら、WeaveZineのこんな記事に行き当たり、それと関係なく今朝普段あまり見ないBest of Weaver'sのThick 'n Thinをぺらぺら眺めていたら同じ趣旨のErica先生の記事がわんさか。そこで今日は綜絖二枚で織れるというWeaveZineのタオルの組織をお勉強しました。
組織自体は平織とBasket Weaveを合わせたものですが、さらに複雑に見えるのは、Color-and-Weaveの原理を使っているからです。
通しだけを見ていくと、
2-2-2-1-2-2-2-1-2-2-2-1-2-2-1-1-2-2-1-1-2-2-1-1-2-1-1-1-2-1-1-1-2-1-1-1-2 と
1-1-1-2-1-1-1-2-1-1-1-2-1-1-2-2-1-1-2-2-1-1-2-2-1-2-2-2-1-2-2-2-1-2-2-2-1
の二通り。赤い数字はここでは柄をはっきりさせるための「間」と考えてください。
彩は、このドラフトでは暗い(dark)色から始まる選択肢のみ採用。
d-d-d-l-d-d-d-l-d-d-d-l-d-d-l-l-d-d-l-l-d-d-l-l-d-l-l-l-d-l-l-l-d-l-l-l-d
これで通したのと同じく織れば(Weave as drawn in)、通し方二通りx彩一通りで=二通りの表情ができるはずです。ドラフトを見ると薄い(light)色が上からと右からの二通りの四角(block)がありますが、実際織るのはドラフトの最上段から始まりますので、出来上がり作品は薄い色が下からと右からになります。
Blockの大きさを変えたり、二色だけでなく多色混ぜたりして、意外に簡単に面白いものができそうです。ただし、「間」となる糸をどこに入れるか、どこに入れないか、よく考えないときれいに出来上がらないなあ。
これなら四枚綜絖のJackで、必要とあらばダブル幅でも織れますね。組織的にしっかりしたものだから、服地とか袋物の生地などにもなるし。何となく得しちゃったな。


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